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プロヴァンス発 南フランス暮らし365日

1年以上

数日前、83歳の女性のお客さまが娘さんといっしょにいらっしゃいました。

空港でお迎えした私は、そのきりりとした佇まいにまず驚き、その論理的な話し振りにまた驚き、さらに、まだ現役で働いていらっしゃる、そのため数日しか休みがとれなかったという事実に驚きました。現在は、大学時代に学んだ英語を生かしたお仕事をしていらっしゃるんですって。

滞在中は、ダヴィッドのプライベートチャーターをご利用いただき、地中海方面の町や村を訪ねたり、リュベロンの小さな村をめぐったり。ダヴィッドは、走りながら、知的な話をいろいろ聞けたことをとても楽しんでいました。

私も、年をとってもこんなふうにいつまでも現役でいたい。理想の姿でした。



また、先月いらしていただいた女性のお母様は、戦争中に勉強できなかったことに悔いがのこっていたため、70代で高校に通い、卒業したら大学に行きたくなり、ついに女子大生になっちゃった。80代で大学入学って! 
そして毎日、5時間以上の猛勉強。体育の授業もしっかり出席し、バレエの授業があればバレエ・シューズを嬉々として買いに走る、、、。
そのうえ、心臓にペースメーカーをつけていらっしゃると聞いて、もう脱帽。。。。

いくつになっても好奇心とチャレンジ精神をもち続ける。
ここにも、理想の姿があります。


でも、それもこれも、強靭な身体と精神があってこそ。



友人のお母さんが入院し、きのう、肺にガンが発見されました。
60代前半。きのう電話で話したら、あんなに元気だった彼女の声が別人のようでした。
50代から陶芸を始め、指を落としてもいつも前向き、そこいらの男より男気があった彼女なのに。
それなのに、そんな時なのに、彼女は私に言うのです。「あぁ、あなたの声がこうして聞けてよかった。日本はどうだったの? ご両親は? そうなの、よかった。あなたがどうしてるか気になっていたから。元気な声が聞けてほんとうによかったわ」



私の母は60代で心臓の病や脊椎管狭窄症になったりして、それまでずっと続けていた児童文学の創作をやめました。
私が子どもだった頃の母は、不要になった路面電車を買い取る交渉をして子どものための「電車図書館」を作ったり、子どもの本研究会の代表を務めたりするなど、とても活発でした。
70代の今は、花の絵を描く新たな楽しみを見いだして、スケッチブックに何枚も描いた花を、私に見せてくれます。

そして私の父は、引退後、それまで好きだった絵より彫刻、ことに仏様の彫刻に毎日励み、そのせいで緑内障になってしまいました。最近、また視野が狭くなってしまったと聞いて、私は気が気でありません。でも父はいまも小さくてシンプルな彫刻作りを楽しみ、電話をすれば、日々の話をたくさん聞かせてくれます。


いつまでも元気に、現役で、活発に生きたい。それは、誰もが願うこと。
でも、いつ、どんなことが待っているかわからないのが人生。それはみんなに平等。
したくても、できない人のほうが多い。
その心がわかる人でありたいし、どちらの人生もすばらしいのだと思える人でありたい。


そして、もし理想にいたることができない何かが起きたとしても、不条理を受け入れ、よい方向に気持ちをもっていけるようでありたい。でも、まだまだ難しい。何かあると、すぐめげる。

だから、人生はずっとずっと修行のようなもの、だと思うのです。




$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-ジェラール


ジェラールも尊敬する人のひとり。版画家であり詩人。カストレ村に小さなアトリエをもち、気が向いたときに開けて、訪れる人にその方法をレクチャーしたりして楽しんでる。アトリエの上の小さな小さな一部屋に、83歳の今もひとりで暮らしている。とはいえ、近所に20歳年下のガールフレンドがいて、先日もふたりでイタリアを旅してました。戦争で人生観が変わり、エリート人生からいい意味で脱落。無類の物知り。日本の文化をこよなく愛し、フランス語で俳句もたしなむ。



もう金曜日。
毎日を大切に暮らそうと、今日も自分に言い聞かせて。




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1年以上
三重県志摩市でプロヴァンスの家をオーダーメイドで造っていらっしゃる方々が、研修旅行にいらっしゃり、その旅のプランニングとアテンドを担当させていただきました。

工務店「街家オプ・アート」の社長さん、大工さん、左官屋さん、設計士さん、デコレーターさんの5名。

この1週間、毎日、プロヴァンス中を駆け巡り、いろんな家を見たり、話を聞いたりしましたが、皆さん、本当に勉強熱心で、質問もたくさん飛び交いました。

当然ながら、見るところが違う! 細かいディテールがやっぱり大事なんですね。
塗り壁のニュアンスなど、細かいところもしっかり写真におさめていらっしゃいました。

大工さんと左官屋さんは30歳。
まだまだ日本には、こういう若くて一生懸命な職人さんが健在なんですね! うれしくなりました。


こちらでは、オーダーメイドでプロヴァンス風の家を造っていらっしゃるんですって。
写真を見せていただきましたが、なかなか素敵です。

何百年もの月日を経たプロヴァンスの家を実際に見て、触れて、感じたことで、きっと、これから、さらに素敵な家を造られていくことでしょう。
お金儲けだけを考えるなら、研修旅行なんてせずに、有りものをただ組み立てていけばいい。

仕事に愛情と情熱をもてる人は、幸せ。
一生の宝ものです。
彼らを見ていて、そんなことも感じました。


この研修旅行で訪ねた家の数々。
ほんの少し、皆さんにも写真でおすそ分けしますね☆

こうしてみると、みんな、とっても楽しそう!!

プロヴァンスの大工さんの鼻歌、ふんふんふん ふふー、ふんふんふん ふふー、を、日本でハミングしながら、素敵な家作りを続けてください。



$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-イタリアン


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-階段


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-ジュリアン


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-建築中


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-村の風景


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-子ども部屋


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-ダイニング


プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-料理


プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-全員



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1年以上
今年ももう9ヶ月以上が経ち、あと2ヶ月でノエルがやってきます。

振り返ってみると、今年は本当にいろんな経験をすることができました。

シャンブルドットを昨年暮れに始めたことも、ひとつの流れのなかでの出来事でしたが、そこからまたいろいろと派生して、面白い仕事をたくさんさせてもらいました。


私がまだフランス行きを決心しかねていた頃、ある知人が、私にこう言いました。

「あなたは絶対、フランスには行かないと思う。今の日本での恵まれた状況をすべて捨てて、どうしてゼロから、何もわからないフランスくんだりで生きていけるというの?」



先日、半年ぶりに会った香港人の友達とつくづくしみじみ話したことだけど、
人間誰しも、生まれ落ちた瞬間から、死に向かう。
そして誰しも、それがいつなのか、知ることはできない。

それをいつも意識していれば、人に優しくできる。
そして、自分にとって大事なことを実行できる。
でも、悲しいかな、日常の些末なことに翻弄されて、みんなそのことを忘れてしまう。

そんなことを夜更けまでふたりで話し、夢を語り合いました。


私の師匠がかつて言った言葉。
「覚悟を決めて何事かに取り組まない人生なんてつまらない」

覚悟があるか、ないか。

いまの自分は、どうだろう。

忙しいことを口実に、大事なことを先送りにしていないだろうか?

時は、チクタク、チクタク、いまも刻々と過ぎてゆく。



$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-秋の実り





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1年以上

プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-バーベナ


こんにちは。
お久しぶりです。

みなさん、夏の疲れが出ていませんか?

今日は少し時間があったので、しばらくできずにいた「仕事」をしました。

真夏に乾燥させたヴェルヴェーヌの葉をポットに入れるお仕事。

プロヴァンスにはいろんなハーブが自生していますが、このヴェルヴェーヌもそのひとつ。

7月、気温が上がってくる頃、ぐんぐん背丈を伸ばして生育します。

オートプロヴァンスにいったとき、フォルカリキエという小さな町のマルシェで、切ったばかりの束がたしか3€(約300円)で売っていました。

周りを見ると、みなさん、マルシェかごに丈の長いこの草をさして歩いていらっしゃる。こりゃ買っとかなくちゃと、売ってるおじさんに聞くと、「今朝早くに摘んだばっかりだよ。その先の空き地にいっぱい生えてんのさ」ですって。
おじさんの労働に3€お支払いして、大きな一束をいただきました。

その日、泊まっていたヴィラのテラスに出しておいたら、午後の太陽がからからに葉っぱを乾かしてくれました。日本じゃこうはいきません。さすが南フランスの太陽は強烈ですね。

その日から今日まで、紙袋に入れっぱなしで、そこから摘んでお茶にして飲んでいたのですが、そろそろ気分的には秋の準備期間。
葉っぱを茎から離して、いくつかの瓶に詰めました。

ヴェルヴェーヌは、いわゆるレモンバーベナ。柑橘系のすっきりした香りが、食後にぴったり。とくに脂の強い肉料理を食べたあとなどには飲みたくなります。
消化を促進する作用や、鎮静作用、リラックス効果があるそうです。

そういえば、ロクシタンでもバーベナのシリーズは定番。
まさにプロヴァンスの夏の大地の香りそのものなのです。

これから秋から冬にかけては、夏の残り香をこの乾燥葉っぱで楽しもうと思います。


プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-ロクシタンバーベナ

      バーベナのオー・ド・トワレはリフレッシュしたいときにシュッとひと吹き。


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1年以上

パン屋さんからの1ヶ月分の請求書をぼーっと見ていたら、パンでも、種類によって付加価値税TVA(消費税に相当)の税率が違うことに気がついた。

バゲット、クロワッサン、ブリオッシュ、パン・オ・ショコラなどは5,5%。
キッシュ、ソーセージパイなどの調理パンは7%。
でも、サンドイッチはなぜか、5,5% (そこんとこ、意味わかりません)

最初の一群は、必需品。
調理パンは、やや贅沢品、ということなのでしょう(あくまで推測)。

フランスの付加価値税(消費税に相当)は、19,6%、7%、5,5%、2,1%の4段階に分かれています。
2,1%に適用されるものは少なく、新聞や一部保険薬。
5,5%は、食品、水、ガス、身体障害者用機器などの必需品。
7%は、書籍、絵画、映画、演劇などといった文化的なものや観光的なもの。
そして、残りすべての工業製品、加工製品および一般サービスに19,6%が適用されるというわけです。

とはいえ、さっきのパンひとつとっても、微妙な違いがあるように、
うちの仕事でいっても、シャンブルドットの宿泊は7%ですが、チャーターのサービスや料理教室、ターブルドット、送迎は19,6%。


※ちなみに、サルコジ前大統領は、今年秋から19,6%を21,2%に引き上げるといっていたのですが、今年5月の大統領選で勝ったオランド氏は引き上げ撤退が「公約」でしたから、今年度補正予算案の閣議で撤退を決定しました。


日本の消費税率は、一律5%。
そして、2014年、2015年に、8%、10%と引き上げる可能性が大なんですよね。
ただ、1年間の中間地点を設置するだけじゃなく、必需品は5%に据え置くなど、もう少しそのあたりをきめ細かく検討したほうがいいんじゃないでしょうか。あまりにもさまざまなことが大雑把すぎる気がする。その大雑把感が、国民の生活がないがしろにされているイメージ(事実?)につながってるんですよね。真実は細部に宿るもの。なのです。


イギリスでも、基本は20%だけど、新聞、公共交通、基本的な食品、子供用衣類などは0%。
イタリアも、基本は21%、新聞、本、生鮮食品、パスタ、パン、チーズ、オリーブオイルなんかは4%。フランス周辺の欧州諸国は、こんなふうに税金は高いけれど、国民の生活に最低限必要なものは軽減する工夫をしているところが多い。

私は税金の専門家ではないけど、そのほうがリーズナブルだと思う。

ただし、デンマークは25%で軽減率もゼロ。でも、貧困率の低さもトップレベルで日本の貧困率の3分の1以下です。
税の負担は重いけれど、社会保障が行き届いている。

私自身、フランスの税金はどれも高くてヒーヒー言ってますが、教育、出産、医療などといった、たとえ自分に関係ないことでも社会保障がちゃんとしているということで、納得して払っています。

日本も、もし本当に消費税を上げるなら、貧困率もドラスティックに下がるような社会保障を徹底してほしい。そこの大事なところが信頼できないんですよね。


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-ceramique

もちろん、19,6%の税金がかかってます。。。




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プロヴァンス発 南フランス暮らし365日

作者:yoko machida

プロヴァンス発 南フランス暮らし365日

マルセイユ在住の編集者の備忘録。フランス生活における人間関係、社会現象から、料理、ワイン、アートなどなど、テーマを決めず、書き綴っています。

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