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プロヴァンス発 南フランス暮らし365日

1年以上
突然、何年ぶりかに激しい胃痛。
ソファの上で体を丸くして、くりかえしやってくる胃痛に苦しみながら、なぜだか急に小学校の保健室のことを思い出した。

昔から、大病はしないのに、何かと熱を出したり胃が痛くなったりしていた私。
小学生のとき、病院に行ってから学校に遅刻していくの、すごく嫌だったなあ。
途中で熱が出てきたりするときは、保健室に行って、真っ白い病院のベッドみたいなのでよく仮眠していたっけ。

小学校の保健室にはベッドが整然と3つ並んでいたけれど、たいていいつも誰も寝ていなくて、私ひとり。
そのうちのひとつのベッドに横たわると、洞窟の中のように静かで、安らかで、ほっとしたことを思い出す。

それでも、時折、上階の教室から、椅子から立ち上がるときに出るギシギシっという音が聞こえてくると、ぎくっとしてしまう。なんだか自分が姑息に授業をさぼっているような気がしてしまうから。
チャイムが鳴って、どやどやと声がし始めると、もういたたまれない私。自分はなんてダメな子なんだろうという思いにかられてながらクラスに戻っていくのでした。

そういう瞬間を、今日は思い出しました。

ちょっとしたことで、子どもの時のことをよく思い出します。

昨日は、朝起きたときに見た青空と、窓から入ってくるすがすがしい風を感じて、運動会のときの歌が突然、脳裏に、、、。そんな歌、何十年も忘れてたのに。
そして、あの頃よく飲んでいたジョワという乳酸菌入り飲料水のことも。マンダリン味とピーチ味が好きだったこと、あの頃はドロドロしていて果肉らしきものも入っていたのに、大人になって飲んだときは味気なくてがっかりしたこと、、、。

そんなどうでもいいことが、何かのスイッチが入ることで、突然、脳みそのどこかの引き出しからポンと飛び出してくる。

飛び出してきたものは、どれもこれもどうでもいい些細なことなのだけれど、子どもの頃は、そんな些細なことがとても大事だった。そういうことで、毎日が過ぎていた。

私の中の引き出しから、突然飛び出してくる、小さな思い出たち。
その瞬間を逃さずつかまえて、しばし、子どもの頃のことに思いを馳せる時間が好き。

なんて自分は幸せな子ども時代を過ごしたのだろうと、このごろよく思います。
ひどいいじめもなく、歌を歌いながら田んぼを横切って登校したのどかな時代。日曜日はヒバリの声を聞きながらひなたぼっこしたり、レンゲの花摘みに日がな一日一生懸命になったり。

もうすぐ新学期。
夏休みの宿題ができてなくて泣きたくなるような気持ちが、蘇ってきます。




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1年以上

$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-intouchable


フランスで記録的大ヒットとなった映画「Intouchables:アントゥシャブル」。
私も繰り返し観てしまいました。

お金持ちの障害者と、スラム街出身の貧しい黒人青年のふたり。普通なら触れ合うことのないこのふたりが解け合って、お互いの人生が豊かになってゆく……。

実話を元にしたストーリー。
介護、格差社会という重いテーマを、人間味あふれるコメディ作品にしてしまうあたりがフランス映画ならではで、私は好きです。

この映画は、これからますます膨らんでいくであろう介護問題にヒントを与えてくれそうな気がします。

俳優のフランソワ・クリュゼもオマール・シーもすばらしい。
そして、映画音楽もまたすばらしいのです。

日本では9月1日から公開だそうです。
邦題は「最強のふたり」だそうで、、、。
これじゃ、ジャッキー・チェンの「ラッシュアワー」みたいなアクション映画を彷彿させてしまうのではないかと思うのですが、、、。軽薄でピンとこないタイトル。
いいかげん、この邦題のセンス、どうにかならないのかな。



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1年以上

昨日お泊まりになった若いご夫婦は、パリからTGVでいらして、1泊して帰っていかれました。

お盆休みを利用して、わずか4泊のフランス旅行。

エクスのTGV駅でピックアップして、私と一緒にまずはリュベロンを回り、我が家に到着、いっしょにターブルドット(夕食)を食べたりおしゃべりしたり。
そして朝食を食べ、今日は1日ダヴィッドと地中海エリアを満喫。
カシでクルーズしたり、バンドルでワインのテイスティング、そして鷲ノ巣村で散歩やお買い物。そしてマルセイユの駅でさようなら。

とってもとっても楽しんでくれて、行く先々で笑顔があふれ、「雑誌で見て想像していたより、ずっとずっと素敵」「すごい」「すばらしい」の連続。

フランスについてから1滴もアルコールを飲んでいなかったお二人。うちに来たら、ワインをたくさん飲まれ、リラックスして、一緒にサッカーをテレビ観戦したり、食べたり、、、、「夢の世界にいるみたい」「もったいなくて寝たくない」とおっしゃっていたけれど、その後は爆睡。。

お二人が心から楽しんでいらっしゃる姿を見て、私もとってもうれしかった。

でも、ちょっと切なくなりました。
12時間も飛行機に乗って、こんな遠い国まで来たのに、たった4泊だなんて。
もちろん、3泊でも4泊でもいいんです。それでも海外の空気を吸って、非日常を満喫して、元気になれる。それはたしか。

でも、せめて、もう数日。。。
どうして、たった4泊5日? その質問に対して(私も失礼ですなあ)、想像通りの答えが帰ってきました。

「有給がとれないんです」

上司からこう聞かれるそうです。

「どうして休むの?」 

どうしても、こうしても、まず、休む権利があるわけで、そのうえ、休むのに理由なんかいらないんじゃない?

で、へたに休むと、「あいつは暇らしい」と仕事を増やされる。だから、みんな休まない。

そういう上司、いったい幾つなのか聞くと、40代ですって。
そして、そういう人が管理職にしっかり配置されてるんですって。

このかたの会社にはちゃんとした組合がないから、会社と闘うこともできない。

日本人は働き蜂だといわれて久しいけれど(いまだにそのイメージ)、もう少しなんとかならないんでしょうか。。。

いい仕事をエネルギッシュにするためには、休まなきゃ。
すりきれたゴム状態では、いい仕事なんて無理。


こちらは、ヴァカンスの国フランス。
南仏はいま1年でいちばんの稼ぎ時なのにもかかわらず、町のパン屋もお菓子屋も、3週間から1ヶ月店を閉めて自分たちもお休みしてます。

そして、家族や友達と一緒に、リラックスした時間を楽しんでる。

暑い時は休む。
そして、お芝居見たり、花火見たり、お酒飲んだり、昼寝したり。
お金は入ってこないけど、とっても豊か。

江戸の職人たちは、貧しいけど、そんな豊かな夏を過ごしていたらしいです。いとうせいこうさんが書かれていました。

いい加減に、いまこそ、「休む」ことを真剣に考えてみましょうよ☆

アホな上司や会社を説得させる術、いっしょに考えましょう!


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-エクス


$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-玄関



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1年以上
先週から、娘(ダヴィッドの)が夏休みの後半を過ごしにリヨンからうちに来てます。

私の仕事もしっかり手伝ってくれるし、お客さんともすぐ仲良くなってしまう。きのうは、お別れするとき、お客さん号泣。彼女も涙。


友達のこと、愛について、、、いっしょに話をたくさんする毎日です。

友達との関係について悩んでいたみたいなので、私が言えることを伝えました。

若かったときは、友情や愛なんていくらでも手に入ると思ってた。友達も恋人も、次々できると思ってたけど、今だから言える。本当の友情や愛を手にすることは本当に難しい。だから、なによりも大事にしなくちゃ。

そんな話をじっと聞いて、「ありがとう」とキスして抱きしめてくれる彼女。

「Ai shiteru」の日本語を覚えたので、毎日この言葉を言われてちょっと照れる。ジュテームって、親にも言うんだなあ。(彼女は私のことをYOKOといったり、ママンといったりします)

私のほうがなぐさめられてる気持ちになってくる。汗

友達にもそんな話を聞いてほしいから、うちにつれて来てもいいか?と聞かれ、もちろん、と答えたけど、その友達は、小さなときから親が彼女に無関心なんだとか。
だから、悩みがあるときも、親には言えない。父親は離婚後、一度も電話もしてこないらしい。

日本人として、というよりも、私自身のことを話すことしかできないけど、真剣に話をしたいと思う。
まだ16歳だから、愛なんて、友情なんて、と馬鹿にできない。
彼女たちはそんなことを真剣に考え、悩んでる。


16歳。
私はその頃、毎日何をして、何を悩んでただろ?

$プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-エレア




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1年以上

 こぽこぽ、しゃらしゃら、ぽちゃぽちゃ……

 いま暮らしているエクス・アン・プロヴァンスの町を歩いていると、ふと、こんな音が聞こえてきます。 振り返ると、苔玉のお化けみたいな噴水や、かわいい4頭のイルカの噴水、15世紀の善王ルネの彫像が立つ立派な噴水……。

「千の噴水の町」とあだ名がつくほど町中に大小さまざまな噴水があるエクスでは、そこここから聞こえてくる水音に心なごんでしまいます。そこでは待ち合わせをしたり、噴水盤の縁に腰掛けてお喋りしたり、子どもが水遊びしたり。水の清らかさを感じたくて、つい思わず手を入れてしまいますが、エクスの湧き水は日によって温かいときもあり、そんなときは、古代ローマの歩兵たちがこの町の温泉で疲れを癒したという話に思いを馳せてしまいます。

 私が大好きなのは、小さな噴水を取り囲んでテラス席が配置されている路地裏のブラッセリー。夕暮れ時、蜂蜜色の家々を眺め、水音を聞きながら楽しむ一杯のアペリティフは、1日の疲れを癒し、心を温めてくれる魔法の水。

 エクス・アン・プロヴァンスはとくに噴水が多い町ですが、噴水のまわりに人が集まるのは、プロヴァンス中どこも同じ。ほとんどの村には、洗濯場だった泉が残っています。そこはつい一昔前まで、女性たちが洗濯物を持ち寄って、お喋りしながら洗濯をしていた場所。水が流れる音、湧き出る音を聞くだけで心が安らぐからでしょうか。洗濯機が普及したいまも変わらず、泉や噴水は村人たちの憩いの場であり続けています。


いちばんリラックスできて、気持ちいい場所

 プロヴァンスの夏はとても暑くて乾燥していますが、水を身近に感じていられるのでとても心地いい。スイスの氷河から発し、レマン湖、リヨンを経てプロヴァンス地方を縦断し、地中海に注ぐローヌ川。そして、そのローヌ川に合流するデュランス川。南には、鏡のように横たわる地中海。はたまた、世界でもっとも力強く吹き出す泉ともいわれるヴォークリューズの泉。その泉から発するソルグ川の水は、いつも信じられないほど澄みきっています。骨董市で有名な町リル・シュル・ラ・ソルグを縫うように流れるソルグ川では水車が回り、腕白な男の子たちが水に飛び込み、橋の下を流れる清流を感じながらパラソルの下で食事も楽しめます。

 有名な川や海がなくても、みんな、近くに“自分たちの水”をもっています。友達のミレーヌの家には、敷地内に山からの湧き水でできた素敵な沼があり、夏になると、そこでいつも水浴びします。草の上に大きなタオルを敷いて、ごろごろしながらおしゃべりしたり、暑くなったら水に飛び込んだり。もっとも彼女のように、自宅にこんなワイルドな水辺がある人は少数派で、 近くの川や海へ涼みにいくのが一般的。戸外が大好きな彼らは、休日になると散歩がてら野山に出かけては、小川沿いでピクニックをしたり昼寝をしたり。お腹がいっぱいになったあと、木陰で川のせせらぎと鳥の歌を聞きながら眠るシェスタの気持ちいいことといったら!

 また、夏になると、庭にプールのある友達から声がかかり、その家に大勢わらわらと集まるのが恒例です。庭でランチをして、午後は、男性陣はペタンクというプロヴァンスの球技に興じ、女性陣は子どもの面倒をみながらプールでリラックスタイム。そして夜は、プールサイドでバーベキュー。

 こういうことが、特別な“パーティ”なんかじゃなく、日常の一コマなところがプロヴァンスの空気感。シャンパンを何本も抜いたり、お金をかけた特別な料理を用意したりしなくたって、太陽の下、家族や友達と寛いだ休日を過ごせればそれが何より。そう、プールサイドを選ぶのは、そこがいちばんリラックスでき、気持ちいいからにほかならないのです。

人生を愛おしんでいるがゆえに生まれる暮らし術

 ときには、わざわざ遠回りして、手間暇をかけて水辺の心地よさを味わったりすることもあります。友達のエリザベート、ジェラールとトゥーロンにブイヤベースを食べに行く約束をしたときもそんな1日でした。

 彼らの住んでいる村で待ち合わせたあと、そこから直接レストランに行かずに、手前のサン・マンドリエの港で降りると言う彼ら。直行すればすぐなのに、なんでまた?と思えば、港に車を置いて、そこから船に乗るという趣向だったのです。
 住民がバス代わりに使っている片道2ユーロ(約200円)の小さな船。プロヴァンスのかわいい木製の小舟が浮かぶ港を出航し、わずか10分でトゥーロンに到着でしたが、潮風を感じながら地中海の小さな船旅が満喫でき、漁師料理ブイヤベースを食べるには、最高のプロローグになりました。

 毎日の暮らしのなかで、こんなふうにちょっとした工夫をして楽しむのが、ここの人たちは本当にうまい。プロヴァンス流の“アート・ドゥ・ヴィーヴル”とは、たんに生活のなかのアートといった物質的なことだけでなく、美しくて楽しい彼らの生活そのもの。それはきっと、彼らが人生を愛おしんでいるがゆえに生まれる暮らし術なのでしょう——。

 わずかたりとも肩に力なんか入らず、見栄のかけらもなく、無理せず、自然体で。だから、いっしょにいても窮屈じゃなくて、リラックスできるのだと思います。自分が好きなこと、心地いいことが何なのかをよくわかっている。彼らにとっては当たり前な価値観ですが、一緒にいると、あぁ、いいなぁ、見習いたいなと思うことがよくあります。

 暮らしを彩ってくれるだけでなく、生きるには不可欠な水。降雨量が少ない地方だからなのか、みんな水をとても大切にします。こちらに来てまだ間もないころ、水を流しっぱなしにしながら食器洗いをしていたらたしなめられたこともありました。プロヴァンスは美味なる野菜や果物やワインやオリーブオイルを生む楽園で、農作物の生産量はフランスでもトップクラス。最近は降雨量が減り、農業への打撃が時折ニュースにもなっているので、なおさらです。

 現実的な感覚もしっかりもちあわせる彼らは、家にプールがあることを消防署に登録しておいて、近辺で火事があったときにはその水を消火に役立てていたりもします。こういった現実的な知恵もまた、豊かな暮らしになくてはならないものでしょう。


プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-噴水


プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-睡蓮


プロヴァンス発 南フランス暮らし365日-ランチ



町田陽子(ライター&コーディネイター)
エクス・アン・プロヴァンス在住。
雑誌やフェイスブック、ブログなどで、
隠れたプロヴァンスの魅力を発信中。
また、フランス人パートナーとともに
シャンブルドットを営んでいる。




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プロヴァンス発 南フランス暮らし365日

作者:yoko machida

プロヴァンス発 南フランス暮らし365日

マルセイユ在住の編集者の備忘録。フランス生活における人間関係、社会現象から、料理、ワイン、アートなどなど、テーマを決めず、書き綴っています。

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